シンポジウム「里山の恵みを受け継ごう!」 お知らせ

2014-12-05

12月4日(木)、長野市生涯学習センター(TOiGO)にて開催いたしました、シンポジウム「里山の恵みを受け継ごう!」は、たくさんの方にご参加いただき盛況のうちに終了いたしました。ご登壇いただきました皆様、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

当日、基調講演ご登壇いただいた藻谷浩介氏のご好意により、プレゼンテーション資料を掲載させていただくことができました。ダウンロードしてご覧ください→


 

シンポジウム「里山の恵みを受け継ごう!」

 

森林面積第3位を誇る森林資源が豊かな長野県において、先人たちがたゆまぬ努力をして 作り上げてきた森林資源を私たちがどのように適切に評価して、その恩恵を授かるべきなのか。 森林の本質について、深く掘り下げて考え、これからの長野県の林業のあり方を主たるテーマとしつつ 私たちの暮らしのあり方や地域社会の向かうべき方向性について考察してみたいと思います。

 

©薈田(わいだ)純一氏

藻谷浩介氏
撮影:©薈田(わいだ)純一氏

◆基調講演 藻谷 浩介 氏 13:00〜14:00 (開場12:00)
 《テーマ》信州の里山資本主義

山口県生まれの50歳。平成合併前3,200市町村のすべて、海外70ヶ国をほぼ私費で訪問し、地域特性を多面的に把握。2000年頃より、地域振興や人口成熟問題に関し精力的に研究・著作・講演を行う。2012年より現職。
近著にデフレの正体、第七回新書大賞を受賞した里山資本主義(共に角川Oneテーマ21)、金融緩和の罠(集英社新書)、しなやかな日本列島のつくりかた(新潮社、7名の方との対談集)。

 

◆パネルディスカッション
藻谷 浩介 氏/香山 由人 氏/原 薫 氏 14:10〜15:10

 

パネリスト 香山由人氏

香山由人氏

・香山由人氏
1961年生まれ。神奈川県川崎市多摩区出身。1983年。人力深井戸掘り技術「上総掘り」をフィリピンの田舎に伝えるNGO活動(アジア井戸ばた会)に参加。1994年八坂村に移住。 1995年~2000年、大町市の荒山林業で林業を学ぶ。 2000年、荒山林業の従業員と山仕事創造舎を設立。森林作業員の共同組合として間伐を中心とした林業を推進。 2013年、地域資源商社を目指し株式会社山川草木を設立。 2014年、荒山雅行氏の遺志を引継ぎ再び荒山林業の現場を担う。

原 薫 氏

原 薫 氏

・原 薫 氏
1973年 神 奈川県 川崎市生まれ 。小さい頃から外遊び好きで、中学は部活に明け暮れる。大学は農学部に進学。卒業後「木を読む」という木挽き職人の珠玉の言葉がちりばめられた一冊の本をきっかけに木に関わる職人の道へ進む。女性ながら伐採の仕事に従事。また、狩猟免許を取り冬は大物猟に出かける。4年前のケガをきっかけにヨガを始め、インストラクターの資格を取得。昨年8月、(株)柳沢林業の代表 取締役に就任。信州で出会った炭焼きの夫と甲斐犬一匹と暮らしている。

◆事例紹介 15:10〜15:30
長野県における「里山資本主義」的な新しい事業の紹介

・自然エネルギー信州ネット
・一般社団法人自然エネルギー信州パートナーズ
・NPO法人上田市民エネルギー