布引観音温泉様に薪ボイラーを導入しました
平成27年5月に25周年を迎えた信州小諸布引観音温泉様に
エーテーオー社製ウッドボイラー(S-220NSB)1台を導入しました。
(平成27年11月)
自噴する温泉は44℃あり源泉をそのまま温泉水として使用できる適温であるため、
夏は掛け流し、冬のみ薪ボイラーにより加温をしたいというご要望にお応えし、
源泉から浴槽に流れ込む配管にウッドボイラーを設置。
必要に応じて薪を燃焼させ温泉水を加温するシステムにしました。
薪ボイラーの貯湯槽の温度が50℃以上に上昇すると自動的に循環ポンプが作動し
源泉が薪ボイラーに流れ熱交換されるシステムになっています。
配管工事は宮澤管工業所さん(長野市)、電気工事は小田切電設さんが担当してくださいました。
(布引観音温泉様配管図についてはこちら。)
体の芯から温まり湯冷めしないという泉質の良さは地元の利用者のお墨付きです。
冬は木のぬくもりのお湯をお楽しみください。
★機種について
ATOウッドボイラーのSシリーズS-220NSBです。
貯湯槽の中に2本の管を追加することにより燃焼室の表面積を大きくした多管式新採用、
外装はオールステンレス採用となっており、ロングセラーで赤レンガ色のNシリーズに比べ、
ちょっぴりスマートな印象を受けます。
Nシリーズに比し熱効率が15%向上し、熱効率70%を達成した機種です。
ATOウッドボイラーにはこんな特長もあります。
①樹種を選ばず針葉樹でも燃やせる
②家庭用から業務用まで幅広い機種がある
③燃焼室の間口が大きく、奥行きも広いので薪くべが比較的ラクラク!
④欧州のものに比べると安価!
針葉樹の間伐材などを活用できる日本の中山間地には適している機種だと私たちは考え、
木質バイオマス燃料でCO2削減、さらに里山再生につながっていけたらという願いを持っています。